最近のカーナビはUSBメモリなどのハイレゾ音源を普通に再生出来るので、車でハイレゾ音楽を聴く機会が増えてきました。しかし、車内の音響環境はお世辞にも良いとは言えず、せっかくの高音質ソースを気持ちよく聴くことが出来ません。そこで、インプレッサの静音化も兼ねて天井にレアルシルト・アブソーブを施工することにしました。そもそも静寂性を求める車ではないのですが(笑)
以下にインプレッサの天井の取り外しと施工の手順を示します。
1.Aピラー・Bピラー・Cピラーの内装を取り外す
2.サンバイザーとアシストグリップを取り外す
3.天井の前方と後方のクリップを取り外す
4.前方と中央のルームランプを取り外す
5.レアルシルト・アブソーブの施工
6.天井の裏側にあるスポンジの加工
7.天井・内装の復旧とレビュー
1Aピラー・Bピラー・Cピラーの内装を取り外す
まずは内装を外す前にドアモールを外しておきます。
Aピラーの内装(上の写真)はそのままパカっと外れます。
次にBピラーの内装ですが、これを外すにはシートベルトを取り外す必要があります。まずは、シートベルトの上のカバーを精密ドライバーなどでパカっと外します。
次にシートベルトをボックスレンチで取り外します。
シートベルトを取り外した後は、Aピラー同様にパカっと取り外せますが、Aピラーよりはちょっと大変です。
Cピラーの内装はシートベルトをそのままにした状態てもパカっと取り外せます。
2サンバイザーとアシストグリップを取り外す
サンバイザーはプラスドライバーでそのまま取り外せます。
アシストグリップはそのままでは取り外せないため、まずは両端のカバーをマイナスドライバーでパカっと浮かせ、中央にずらします。
取付ネジが見えてくるので、プラスドライバーで外します。取付ネジはかなりキツく締め付けられている可能性があるため、一番大きなプラスドライバーが必要になるかも知れません。
3天井の前方と後方のクリップを取り外す
前方のクリップはクリップ外しで取り外せます。
後方のクリックは前方のクリップと外し方がちょっと違います。
まずは手で一段階クリップ(灰色部分のみ)を引き下げ、ロックを解除します。
次に、黒い部分からクリップを取り外します。
4前方と中央のルームランプを取り外す
前方のルームランプを取り外します。まずはマイナスドライバーでランプカバーを取り外します。
ランプカバーを取り外すと取付ネジが見えるので、プラスドライバーでこれを取り外します。
次に中央のルームランプを取り外します。前方と同様に、ランプカバーをマイナスドライバーで取り外します。
カバーが外れると、取付ネジが見えるので、プラスドライバーでこれを取り外します。これを取り外すと天井が下がってきます。
これで天井の取り外しは完了です。但し、セダンタイプのインプレッサはステーションワゴンの様な開口部がないため、取り外した天井を車外に出すことは出来ませんでした。施工は天井を前方または後方に移動させながら行うことになります。とはいっても、施工し難いことは無かったので安心して下さい。
5レアルシルト・アブソーブの施工
いよいよレアルシルト・アブソーブの施工となりますが、インプレッサWRXの天井の施工にはLサイズ12枚セット(RSAB-L12)で丁度良かったです。余りもありませんでした。
まずは、そのままの大きさで取り付けられる箇所に貼っていき、
次にカッターでカットして長方形のまま貼れる所に貼り、
残りの破材を曲線に加工して前方と後方の端に貼っていきました。
上を見ての作業なので首が疲れるため、休みながらゆっくり施工して二日で完了しました。休まず施工すれば一日で完了するかも知れませんが、私にはそんな元気はありませんでした(笑)
6天井の裏側にあるスポンジの加工
天井(内装)を押しても凹まない様にするために天井(内装)の裏側にスポンジが3個付いています。このままでは、施工したレアルシルト・アブソーブとスポンジが干渉してしまうため、このスポンジを加工します。
まずは、前方両サイドにあるスポンジの加工ですが、
これの厚みはレアルシルト・アブソーブの厚み(19mm)とほぼ一緒なため、全てカッターで取り除きます。(スポンジは簡単に切れます。)
次に、前方中央のスポンジですが、
これはレアルシルト・アブソーブよりも厚いため、丁度良い厚みに加工する必要があります。今回はレアルシルト・アブソーブの厚み分(19mm)をカットしましたが、これだと天井復旧後に天井を押すとレアルシルト・アブソーブの柔らかさ分が凹んでしまったため、もうちょっとスポンジの厚みを残しておいた方が良いかも知れません。
7天井・内装の復旧とレビュー
内装の復旧ですが、取り外した順番と逆の順番で取り付けていけば問題ありません。復旧は1時間も掛かりませんでした。
施工後の静寂性と音響改善の効果ですが、高速走行中や大雨の音が天井から聞こえなくなり、静寂性は大幅に向上しました。また、オーディオの音については、天井からの反射音(雑音)が全く聞こえなくなり、こちらもかなり改善されたと思います。高価ですが、価格に見合った高性能を発揮していると思います。次はドアにも施工したいと思います。(実は、ドアについては他社のデッドニングキットを施工したのですが、あまり効果が無かったため記事にするのを止めました。)
静寂性 |
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音響改善 |
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施工のしやすさ |
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価 格 |
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